世界で最も活躍する女性マラソン走者の一人、オードリー・マッキントッシュが2015年北極マラソンを完走するため、ニュージーランド産ブラックカラントの抽出物を摂取したのは、日本の研究がきっかけだった
(Japanese research was the impetus for the use of a New Zealand-grown blackcurrant extract by one of the world’s most exciting female Marathon-runners as she competed in the 2015 North Pole Marathon.)
2000年代初頭の日本の研究において、ニュージーランド産ブラックカラントが、寒冷な気象条件下で、人の四肢の血流を改善することを証明した。その研究成果は、スコットランドのスーパーマラソン走者・オードリー・マッキントッシュ(51歳)が北極マラソンに参加する際、ニュージーランド産ブラックカラントの健康補助食品を摂取するきっかけとなった。そのマラソンで、彼女は女性参加者中4位、総合で12位の成績をおさめた。
北極マラソンは、マイナス40℃という低温下で開催され、オードリーや他の参加者と共に、ホッキョクグマから身を守るための武装した警備員、および低体温下での救護を訓練した医療従事者が同行する。
彼女は、南極氷原マラソンと100kmウルトラマラソンを既に完走しているため、この北極マラソンを完走する事は、彼女自身の「ポーラーオデッセイ(※彼女が主催するチャリティ活動)」を達成する事を意味した。
ブラックカラントの健康補助食品は氷点下での走行を助けただけでなく、四肢の回復を早め、筋肉痛を軽減させた。これは、北極マラソン完走からちょうど2週間後に開催された「グラスゴー53マイルウルトラマラソン:ホカ ハイランド フリング」の参加においても、非常に重要な効果であった。
スーパーマラソン走者のオードリー・マッキントッシュは、持久力の回復を助ける特性を持つブラックカラントの抽出物を摂取するスーパーアスリートの一人であり、同じようにブラックカラントの抽出物を摂取するアスリートは世界中で増えている。この特性は、アスリートだけでなく、普通に生活を送る一般人のストレスにも効果があるといわれる。
日本ブラックカラント協会が紹介する基調講演では、英国チチェスター大学のマーク・ウイレム教授のニュージーランド産ブラックカラントを使用した筋肉疲労回復に関する研究を紹介している。この研究には、オードリー・マッキントッシュが使用した「CurraNZ」という健康補助食品が使用された。