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日本ブラックカラント協会(JBA)ブラックカラントについてのニュース
(#8 2018年)

こんにちは!
JBAのWebサイトは、ブラックカラントに関連した健康についての研究の最新ニュースや情報を提供する為に制作されました。しかし、ブラックカラントは研究だけでなく、世界中の多くの地域で大切な食物や飲料として親しまれています。私は、ブラックカラントのうれしいニュースを、皆さんと共有したいと思います。

日本ブラックカラント協会のアドバイザー
 ビル フロイド

ブラックカラントビール!

世界中で最も有名なビールと言えば、アイルランドの「ギネス」です。しかし、アイルランドの多くのパブが出しているビールは、「レディスギネス(淑女のギネス)」と呼ばれるギネスに少量のブラックカラントが加えられたビールである事はあまり知られていません(私の経験から言いますと、ただ単に淑女のためのビールではなく、大変おいしくてもっと飲みたくなるのは間違いなしです!)。

世界では、多くのフルーツビールが数世紀に渡って楽しまれて来ました。おそらく、ベルギー製が良く知られていると思います。ベルギーの「クリーク・ランビック」というビールは、モレロ・チェリー(アメリカンチェリーに似た、後味に少し苦味のあるチェリー)をランビック(ベルギービールの一種)で発酵させたものです。現在、アプリコット、イチゴ、ブラッドオレンジ、バナナやその他のフルーツが、独特の風味のあるビールを作るために、世界中でクラフトビールに使用されています。

2009年に、ニュージーランドのクラフトビール醸造者のモアがニュージーランドを訪問していた日本のブラックカラント企業人のために、特別なブラックカラントビールを作りました。そのビールはその年のニュージーランドのサラウ・ブラックカラント祭の風物詩となり、飲む人を楽しませました。
2017年には、ポーランドでブラックカラント・ビールが市場に出回るようになったことを知って大変うれしかったです。ポーランドは、ブラックカラントを生産している世界中の主要国で、大変アルコール度数が強い伝統的なビールでも有名です。「サラマンダー・ブラックカラント・ベルリーナー・ヴァイセ・ビール」と名付けられた新しいブラックカラント・ビールは、ポーランドのブラックカラント生産協会とブロワー・スツー・モストウ醸造所との共同により生まれています。醸造者によりますと、ブラックカラントは特徴的な風味と香りを持っていて、ビールに含まれるかすかな酸味を引き立てます。

ブラックカラント・ビールは大変人気があり、ポーランド、チェコ共和国、ドイツ、オーストリア、デンマーク、オランドやスペインで売られています。ブラックカラント・ビールはピクルスや強い風味の魚介類に良く合うので、私は日本でも人気になる可能性が大きいと思います。もし、日本の醸造者がブラックカラント・ビールを醸造するのに興味をお持ちでしたら、私は喜んでブラックカラント供給者を紹介するでしょう。

ビル フロイド

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